2012年12月18日火曜日

ハムエッグへの愛

人はそれぞれ心の中に自分の理想の目玉焼きを持っている(と私は思っている)。私の場合は、黄身がむき出しではなく少し白い薄皮が張ったやつがよい。毎朝5時に起きて少しスコアに目を通すと朝食を作り始めるのだけれど、周期的にハムエッグが食べたくなる。もうそうなると理想のハムエッグを作るべく、真剣勝負になる。ハムは本当はオーストリア辺りのショルダーハムが良いのだけれど、日本で手にはいるわけもなく、泣く泣く似た様なハムを買ってくる。卵選びも大切。最低限放し飼いの鶏の卵。
 いざフライパンに油を薄く引く。火加減に注意しながらハムを敷いてゆく。かるく片面をあぶったらひっくり返す。肉汁がでて柔らかい絨毯になったハムの上にそっと(あくまでもそっと!である)卵を割り落とす。ここで黄身が破れよう物ならその日一日ブルーである。しばらくして粉雪の様にぱらっと塩を散らす。卵の無い場所を狙って少量の水を注ぎ、蓋をする。これからが火加減と時間の勝負。旨く行けば固すぎもせず、柔らかすぎもしないふわっとしたハムの絨毯に乗ったハムエッグが出来上がる。
 これぞ人生の真剣勝負。オムレツにせよ卵料理は火加減が命。理想のハムエッグを求めて・・さてスコアよまなきゃ。

0 件のコメント:

コメントを投稿