2011年7月11日月曜日

舞台に立つこと

今年もロンドリーナで気がつけば音楽祭のまっただ中。思えば今年の前半は色々な出来事で色々な方に色々な事を教えて頂いているような気がします。昨日と一昨日は音楽祭の開幕コンサート(オペラガラ)。
 ブラジルの伝説的な女性歌手で沢山の生徒を育てたネイジェ・トーマス先生を表彰し、その横で長年連れ添って、舞台に生きてきた85歳のバリトン、リオ・ノヴェッロさんがブラジルの作曲家、カルロス・ゴメスの歌劇「コロンボ」の中の感動的なアリア「それは黄金の夕日だった」を目に涙を浮かべながら歌う。
一つ一つの言葉に感情が込められた歌声と、その姿で舞台に立つことの意味を教えてくれた本当に感動的な瞬間だった。