2011年6月27日月曜日

"KIBOU"音楽プロジェクト コンサート 御礼と色々な想い


 思えば三ヶ月前、余震が続き、計画停電が始まり、夜の街から人の姿が減り、閉塞感漂う中で書いた管弦楽曲"Kibou"。その後世界の色々な場所で演奏されてきましたが、土曜日(6月25日)のコンサートで覚和歌子さんの詩がサプライズゲストとしてご出演頂いた、島谷ひとみさんの歌声に乗って、新たな命をリネーム"KIBOW"としてもらった様な気がします。
(島谷ひとみさん、毎度毎度ご無理を申して本当に申し訳ありません!)
 二ヶ月前にこのコンサートを実行委員会の皆様と一緒に立ち上げ、無理難題を言う曽我大介をフォローして一生懸命運営に携わってくださった皆様に感謝です。もう今回は会場手配、チケット販売、寄付募集、会場の整理まできっちりこなして頂ける素晴らしいスタッフに恵まれ本当に皆様の働きに頭が下がると同時に、その素晴らしい仕事ぶりは驚愕の連続でした。直前のお願いにもかかわらず、快く録音をお引き受けくださった鈴木正昭さん、ありがとうございました。
 コンサートの目標にしていたのは明日の日本を元気にする!
 先陣を切って頂き演奏して頂いた二人の若いヴァイオリニストのヴィヴァルディ(会田莉凡さん、川又明日香さん)から志野文音さんのギターの小宇宙、そして圧巻のマリンバ岩見玲奈さん(難しいこと書いてごめんなさい)、弾ける様な瑞々しいピアノの奧村友美さんのモーツァルト、と若くて素晴らしいアーティスト達に会場が暖まり、最後の島谷ひとみさんに無理を承知で歌って頂いたアンコール、「手のひらを太陽に」でこの目標は果たせたとおもいます。
 しっとりとした歌声で会場を泣かせた一音入魂合唱団の皆さん、そして名曲「ふるさと」をすばらしい歌声彩ってくださった浪川佳代さん(給湯室での合唱指導ありがとうございました)、そして素晴らしい才能をもった指揮者、佐々木新平くん、一緒に弾いてくださった東京芸術大学現役生の佐藤まり子さん、成田七海さん、秋月沙奈美さん。そして今回もお付き合いくださった日本IBM管弦楽団の皆さん、全ての皆様に感謝致しています。
 普段は微力な指揮者として自分は何が出来るのか、常に問いかけながら毎日を生きていますが、多くの皆様のご協力があり、想いが重なれば素晴らしい事が出来るのだという事を実感しました。「オーケストラの音楽のエネルギーは電力に換算すれば電球一つを灯すにも足りない、しかし70人の人が力を合わせるから心が震えるのだ」とは故、朝比奈隆マエストロの言。
 この言葉を今、実感しています。
 最後にこんなとんでもない我が儘を実現するために100%ご協力くださったHakujuHallの皆様、本当にありがとうございました。そして、なによりも御来場頂き暖かい拍手を戴いた皆様本当に本当にありがとうございました。
 当日の御来場は279名様、22万円を超える会場募金があり、コンサートの収益、事前募金を含む支援に充てる額は目標を大きく超えています(後日会計報告させて頂きます)。支援先は石巻近郊のの小中学校になります。
 このKibou プロジェクト、まだまだ続きます!次回は7/2、14:00からオーチャドホールにてニュースサービス日経チャリティコンサートがあります。此方の方の御来場もお待ちしています。
 またコンサート直後にはブラジルに渡り、第31回ロンドリーナ音楽祭でもこのKIBOUは演奏される予定です。
 最後に出演された皆様にお願いです。曽我大介、忙しすぎて当日のパパラッチ活動までは手が回りませんでした、どうかweb上に画像を色々アップしてください!m(__)m