2011年12月28日水曜日

たかがオーケストレーション。されど

指揮者は指揮をしてオーケストラの前に立っているときよりも、指揮をしている時間を棒にふらないための勉強の時間がずっとなが〜〜いのです。来年の東京ニューシティ管弦楽団のニューイヤーコンサートで演奏をする「ワラキアからの響き」というヨハン・シュトラウス二世がブカレストで1848-9年に作曲したワルツ。最初「楽譜は手に入るでしょう」というウワサだったのが八方手を尽くしても見つからず、日本ヨハン・シュトラウス協会会長の秋谷寿一氏のご厚意でやっと入手出来たピアノ譜を元にオーケストレーションすることに・・。そういえば今までヨハン・シュトラウスらしいオーケストレーションなんていうことを考えながら譜読みしたことがなかったのに、シュトラウスのワルツ集を片手に首っ引きでオーケストレーション。傾向を分析しながら編曲をすると確かに「らしい」響きがします。意外と勉強になりました。というわけで来年の1/7、北とぴあでおこなわれるニューイヤーコンサート、日本初演となるこの曲を含めステキな曲満載です。御来場お待ちしています。