2010年12月31日金曜日

大晦日

大晦日・・・・今年を振り返れば本当に色々な方に御世話になりました!

・今年一番びっくりしたこと
やっぱりアイルランドの火山の噴火かなあ。
まさかそれが自分の身にふりかかり、渡欧出来なくなるとは思いもせず・・・
・今年一番嬉しかった言葉
火山のリベンジでブカレストで行ったコンサートのあと、ルーマニアマネージメント界の大御所が私を訪ねてきてくれて残してくれた言葉。
「いいかい、ルーマニアは(経済危機により)今本当に大変な時期でみんなは不幸に嘆いている・・・・そんなことを貴方はこのコンサート中みんなに全く忘れさせて、全く違う世界を作り出したんだ。凄いことだよ。」(写真はステージから引き上げてくるところ)
・今年一番勉強になったこと
自分自身の入院
・今年一番嬉しかったイベント
こんなにみんなが一生懸命で結果に結びついたコンサートはなかなかなかったと思います。
指揮者は勝手に暴走してゆきましたが、、
・今年も行きました・・
・今年の言葉
「災い転じて福となす」
今年も皆様に色々ご迷惑おかけしました。来年もどうかよろしくお願いいたします。

曽我大介拝



2010年12月16日木曜日

国技館!

昨日は国技館でのアウディーA8LUNCH IVENTで指揮をしてきました。
場所はなんと両国の国技館!!
プログラムは三枝茂彰さんの名作太鼓協奏曲「太鼓について」と
AUDI SYMPHONY(ドイツ人の指揮者が指揮)という映像を使った作品の二曲。
共演していただいたのは、大倉正之助さん(語り)稲葉明徳さん(ひちりき)時勝矢一路さん(太鼓)
のお三方。
国技館に鳴り響く太鼓の素晴らしいこと!
それぞれのお三方の心震える気合いのこもったパフォーマンスがガチに弾け合う素晴らしいパフォーマンス。感動!!!

それにしても、国技館ですよ国技館、。支度部屋とか裏方の色々な部分を初めて見ちゃいましたし、ステージ組まれている部分は普段土俵のある部分。

アウディA8という素晴らしい車の発表とは言え、ここまで!!ってくらい凄いイヴェント。
しかも自社の名前を冠したシンフォニーまで作っちゃうところが凄いです。


終演後、相撲が終わった後に太鼓が叩かれる櫓を見上げながら、ひょっとしてここが三枝茂彰さんの太鼓協奏曲にもっともふさわしい舞台だったのかな?と思いながらちゃんこ屋に向かったのでした。

2010年12月12日日曜日

第九〜精神の宿る演奏

今朝、何の気なしに私も関わった、マエストロ・シノーポリ指揮/ドレスデン・シュターツカペレの10年前のDVDを流していた。
一楽章からステージに並ぶ合唱。日本での共演は亡くなった有名な合唱指揮者のSさんの名前を冠した合唱団。
開演を待つ間はまるで厳かな儀式のようだ。
やがて曲が始まる。オーケストラにはベートーヴェンに対する尊敬と畏怖が感じられる。
素晴らしい名手達。そこには魂が宿っている。
合唱にも長年この合唱を育て上げたSさんの思いがこもっている。
マエストロのテンポは必ずしも私の思うテンポではないけれど、そこには第九の精神が感じられる。
曲の解釈以前の問題。
こうあるべきか?こうでなくてはならない。
コンサートの瞬間。全ての精神がベートーヴェンの為に。
マエストロはこの曲を日本で数カ所、台湾などでも演奏したのはこの精神を各国の人々と分かち合うためだったのだ。
ソリストもわざわざアジア人を含めている。

そういえば、先日ブカレストでサン・サーンスのレクイエムを演奏したときも、キリスト教の精神感と言葉とハーモニーの相互関係について、
合唱練習で話した途端に、合唱の響きが全く別の次元になって魂が宿った音楽になったのを覚えている。

今日から今年は年末まで三回の第九。Muss es sein!





2010年12月8日水曜日

舞台裏その1〜楽屋


楽屋にも色々個性があって、ホールが「表」の顔ならば、楽屋はそのホールの「裏」の顔かも知れません。
これは、ブカレストのアテネ音楽堂の指揮者室。右側にアップライトピアノが置いてありますが、だれか調律して〜〜ってくらい
狂っています。

今回の滞在中にとある午後、テレビを付けていたらミハイル・コズマ、というルーマニア大御所の音楽学者/音楽評論家のインタビュー番組をやっていた。
その間に挟まれるアーキーブ映像が面白くてチャンネルを付けっぱなしに。マリア・カラス、ジョルジュ・エネスコ(印象的なピアノでのバッハの演奏)、セルジュ・チェリビダッケ(ルーマニア狂詩曲第一番!)と来て、自分の映像が流れたときには口にしていたコーヒーを吹き出しそうになった、、、こんなテレビの画像、撮っていたなんてしらない〜〜〜。(×_×)

2010年12月4日土曜日

富士山が・・


今日は富士山が窓からよく見える!
この山は色々な角度から感動させてくれる。
地に足を付けてながめるのも、新幹線からも、飛行機からだって、、
そういえば静岡側からは御殿場くらいからしかしっかり見たことがない筈。
今夜は初めて行く富士市でのコンサート。
さあ!行くぞーと富士山に向かって心のなかで叫んでます(ホントに叫んだらタダのアブナイ人)。
そういえば、曾我兄弟の墓所が近くにあったような(全然私とは関係ありませんが)

2010年12月3日金曜日

仲間・・・

ブカレストへ行くと、友人達との旧交を温めることが多い。
なぜかタイミングを見計らったようにブカレストに居るはずのない人の顔を見る。
私がフィルハーモニーを指揮した週の放送交響楽団の指揮者は、クルージュという都市のオペラの指揮者、アドリアン・モラール。ワインを共に遅めの昼食をホール近くの行きつけのレストランで食べていると、そこに音楽院の指揮科教授のドゥミートゥル・ゴイヤ先生がやってきた。
珍しい、指揮者のスリーショット

2010年12月1日水曜日

エネスコフィルとのコンサート

早いもので気がつけばもう12月。ルーマニアは今日は建国記念日でお休み。
エネスコフィルとのコンサートからもう10日も過ぎてしまった。
昨日ふとe-mailが来て空けてみると、コンサートのお客さんがweb-siteを見てメールをくれたらしい。
「貴方のコンサートはとてもステキでした」
嬉しいなあ。異国からの便り。
まずはコンサートの動画のつまみをご覧あれ(これ以上はアップできませんが)
追ってまたブカレストでの出来事などを書きます。