2010年11月8日月曜日

国民文化祭終了!


 今年はひょんなご縁から、岡山で行われた国民文化祭のオーケストラの祭典、ユースの部の指揮をさせていただく事になりました。
 ほぼ一週間近く続くイベントの最終日。
 メンバーが全員集まれるのは前日と当日(多分当日しか居なかったメンバーも居るのでは?)それでブラームスの交響曲第一番を演奏するという、イベント。ほんなんできるんかいな?
 大体ブラームスのシンフォニー。ウィーンで勉強した指揮者にとってはバイブルの様な物。
命懸かっています。恥ずかしい演奏はできない・・
 今回は岡山大学交響楽団の皆さんが核になって、演奏されるので、一ヶ月まえにも練習に伺ったのですが、岡山大学交響楽団の皆さんは自分たちの演奏会の練習も平行してなさっていて、とても不安の残る練習でした。
 さて、土曜日の練習。ホールでの第一音。うーーーーん。やはり初めてホールで演奏するときはそのホールにサウンドが飲み込まれるんですよね。周りの音も聞こえないし、自分が萎縮しちゃう。色々サウンドを解放してゆく練習をオーケストラのアンサンブルを確認しながら進めてゆく。よし!段々音が出てきた。
 土曜日の午後も練習の時間は有ったのですが、個々は皆さん個人個人に整理していただく方が良いと判断して、あとはプレーヤーの皆さんを信じるのみ。
 日曜日の朝も時間いっぱい練習。本番の第一音目 「!」これは良い感じ、、
 いつもそうなのですが、欠点を挙げだしたらキリがないけれど、色々なところに光る物があった演奏でした。管楽器の皆さんのキラリ!と光るソロやもちろんコンサートマスターのソロも拍手!
 同じステージに、ジュニア・ユース・一般と三世代のオーケストラが一時間ずつ演奏をし、それぞれ刺激を与え合う、隣に座るメンバーもほぼ一期一会の機会。
 もちろん困難なことは確かで、理想の演奏をするには難しい状態だけれど、そのなかで生まれてくる音楽には他の状態ではあり得ない素晴らしい物がある。
 国民文化祭、他ではあり得ない素晴らしい機会がこの文化祭にはあるのだな・・と実感。
 最後に多大なるご迷惑をおかけした岡山大学交響楽団の皆様、どうもありがとうございました。また一緒に演奏をしてくださった一人一人の方々に感謝!です。
 
 

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