2012年4月18日水曜日

日本語と国際交流(ルーマニアここ20年)

他の国について理解するという行為は、直接その国を訪れる以外にも、二次的な行為が多い。たとえばその国外国人と知り合う、インターネットを見る、本を読む、勉強する。その国の食べ物を食べる、そして私達音楽家にとってはその国の音楽を演奏する・・日本という国という面から見れば最近では車、電気製品、アニメなどのポップカルチャーを通して日本の存在を意識している外国人も多いのでしょう。でもどれもが偏った理解をもたらします。
 真の国際理解はその国の言葉を話すこと・学ぶことと常々思うのです。
外国語を学ぶと言うことは言葉の意味だけではなく、その言葉の文化的、民族的背景をしらないと理解出来ないことも沢山あります。音楽でさえ、書かれた国の言葉を理解しないとその真の意味が理解出来ないと思うことが頻繁にあります。
 日本を本当に理解して貰うには日本に興味を持った人に日本語を学んで貰う事が一番よいのです。ここ、ブラショフに20年間も日本語交流の草の根活動を市という単位で続けて来られた武蔵野市の活動は本当に驚愕に値します。そしてそのおかげでこの街では日本に対するシンパシーが育っていって居るのです。

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